* * 万博記念公園 日本庭園 * *
7月上旬、万博公園内にある日本庭園の
ハスが見頃だと聞いて出かけました。
梅雨の真只中、その日も雨が降りそうな、
晴れてきそうな微妙なお天気・・・
雨がパラパラしていましたが、
空は明るかったので出かけてみました。
日本庭園の入口前はバラ園でした。 >
バラが満開でした。
< 入口を入ると目の前に休憩所があります。
階段を上がった休憩所から広い池のある庭が
一望できます。 緑が綺麗です。
「ああ、ゆっくりできるなぁ〜」と、しばしぼんやり・・・
しかし、「そうだ!ハスハス!」と、せかせかと
蓮池の方へ歩き出した私でありました(^^;
∧ 蓮池の入口です。アジサイが綺麗に咲いていたので
写真を一枚。
でも・・・「あれ〜ハス咲いてない!?」
咲いていました!!
水面に姿が映っている様がステキですね。
水生植物ならではの味わいでしょうか。
でも、残念なことに見ることの出来る場所の近くでは
花が咲いていないのです。
せっかくなのにアップの写真が撮れません。
なぜかなー?
池のまわりをまわっていくと、近くで見られました。
が・・蕾ばかり・・・
これまたどうしたことでしょう・・・
でも・・・それを植物園などで見るのって無理ですよね。
ハスは大きいので家で栽培なんて無理!と思っていましたが、小型の品種を選ぶと
30cmくらいの鉢で育てることができるそうです。
花開いていく様子をじっくりと眺められるなんて、贅沢な楽しみですね。
一度は挑戦したいものです。
ハスは仏教以前のインダス文明の頃から歴史に登場し、古くから人々に親しまれてきた花。
仏教により神聖さが広く伝わり、仏様が座る花、極楽浄土に咲く花、といったイメージでしょうか。
それとも食用のレンコン!? 古事記や万葉集に登場し、その頃から食べられていたようです。
万博公園では「ハスの写真コンテスト」の募集をしているので、この日も写真家の方々が
熱心に写真を撮っておられました。
ハス池の外周を歩くと、いろんな水生植物が植えられたコーナーがありました。
こちらは、みんなに見向きもしてもらえない!って感じだったなぁ。
わたしはとっても面白かったのですがー
∧ 手前 : ハンゲショウ 後方 : ガマ
手前のハンゲショウは葉に白い模様が入っていて、蒸し暑かったこの日には爽やかに感じられました。
「半夏生(はんげしょう)」とは、夏至から11日目のこと。このころに上部の葉が1〜2枚白くなるため
この名前がつけられているようですが、葉の半分ほどが白くなることから、「半化粧」という説もあります。
先に薄緑の穂のようなものが出ていましたがこれが花で、所々に開いた花は白でした。
ガマはあの茶色い穂ってどんな肌触りがするのか、そっとなでてみました(^^ゞ
< ホテイアオイの花
ホテイアオイって金魚鉢に入れる水草として、金魚屋さんに
売っていた水草ですよね。
「売っていた」と、過去形なのは子どもの頃、金魚すくいで
もらってきた金魚のために、何回か水草を買いに行った
思い出があるので。
こんなに可愛らしい花が咲くのですね。
ヒメヒオウギズイセン >
フリージアに似た花です。
オレンジの花が鮮やかです。
ムクゲの花も咲いていました。
ムクゲは古くは中国から渡来したといわれ、江戸時代に品種改良が行われた花木です。
韓国では国花になっています。
ムクゲの花ってハイビスカスに似ていますね。
それもそのはず、ムクゲはアオイ科フヨウ属なのですが、ハイビスカスも同じです。
花の中心に雄しべと雌しべが合着して一本の花柱になって突き出る独特の花形をしています。
満開のムクゲの木を見ていると、何日も咲いているように思えますが
朝咲き始めて夜にはしぼむ一日花です。
何日も咲いているように見えるということは、それだけ多花なんですね。
万博記念公園 日本庭園
開園時間 9:30〜17:00 (入園は16:30まで)
料 金 大人;250円 (団体料金20名以上)
小中学生;70円
*自然文化園と共通料金
休 園 日 毎週水曜日
交通機関 ◇阪急「南茨城駅」「山田駅」「蛍池駅」・北大阪急行「千里中央」・地下鉄「大日駅」・
京阪「門真市駅」からモノレール「万博記念公園駅」「公園東口駅」
◇JR「茨城駅」・阪急「茨城市駅」・北大阪急行「千里中央駅」より路線バス
2003.7.15