今年度のヒメアジサイ 開花の様子です**
といっても今年度は開花時に夏日でしなっていることが多く、アップの写真が多いのですが、どうぞご覧ください。
その前にヒメアジサイのことをおさらい~
牧野富太郎博士が昭和のはじめ植物の採集旅行中にこのアジサイを信越地方で見つけ、優美な姿から「ヒメアジサイ」と名付けました。
葉面に光沢がなく花球はアジサイより小さく、手毬形の澄んだブルーの花が美しい品種です。
自然には自生しておらず、エゾアジサイとアジサイの自然交雑種とされています。
一般的にはヒメアジサイって馴染みがないようですが、アジサイ寺で有名な鎌倉市の明月院や松戸市の本土寺のアジサイはヒメアジサイだそうです。特に明月院のヒメアジサイは明月院ブルーと呼ばれているんですね。一度訪れてみたいです。
私の行ける範囲では神戸市森林植物園が有名で、数年前にヒメアジサイに会いに訪れたことがあります。
それでは今年のようす~
ほころび始めた頃~
手元で育てると開花様子が観察できて楽しいです♪
外側の装飾花が少しだけ染まってきました**
少しずつ色が~
このぐらいの色付きでも綺麗ですね~**
もう少しアップ!
5月20日でこれぐらいの咲き進み
ヒメアジサイはアジサイの中では早咲きです。今年は5月が暑かったのでまた特に早かったような。でも、早咲きの事忘れてしまっていて、早い~って言っていたかな。
少し遅咲きのイングリッシュローズ チャールズ ダーウィンと花期が一緒でコラボしてくれることが多いです♪
でも、ヒメアジサイがもっと咲き進んでいた年もあったかな、あれ?!
チャールズ ダーウィンが主役のお写真も~
なんだか咲きかけのものしかないので、以前の写真を探してみましたが~
どうもこの咲きかけが好きらしい 笑
鉢植えなので、この時期急に天気が良くなって水切れが激しくなっちゃうんですよね~
ブルーが綺麗でしょ!
でも今年は土の酸性度が下がってきて紫色が出てしまいました。が、それはそれで味わいあります。
↓こうやって見ると全然色が違いますね。
紫色を通り越して赤紫色になってしまいました。
今度の植え替え時には新しい鹿沼土で植えたいと思います。
以前の記事の方がヒメアジサイらしいので~ お時間ございましたらご覧ください。
アジサイは江戸時代、誰でも育てられるということで人気がなかったようです。
シーボルトがヨーロッパにもたらして品種改良された西洋アジサイ(ハイドランジア)は大正時代に逆輸入されていたそうですが、まだほとんど人気がなかったようです。
牧野富太郎博士がヒメアジサイを発見したのがやっと昭和の始めだし、アジサイが今のように人気が出たのは終戦後とか。その頃はまだ今私たちがイメージする色鮮やかな品種は全くなかったわけですね。
現在は、たくさんのアジサイを見ることが出来て幸せですね**