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* * ぶらり〜京都・大山崎 * *

阪急電車が9月1ヶ月間限定で、特典付き阪急全線1日乗車券 「 TOKK Navi Ticket 」 というチケットを
販売していたので、そのチケットを利用して9月下旬に出かけました。

 「 TOKK Navi Ticket 」 は、1200円で阪急電車1日乗り放題、そして指定されたお店などで特典が
受けられるというチケットです。
以前から「行ってみたいな」と思っていて、なかなか足を運べなかった、大山崎のサントリー山崎蒸溜所や
アサヒビール大山崎山荘美術館に行って来ました。

大山崎のサントリー山崎蒸溜所は阪急大山崎駅から歩いて約15分の所にあります。
子どもの頃から阪急京都線に乗ると、途中に見えるサントリーの工場が印象的だったのですが
はじめて中に入りました。
予約をしておくと約一時間の工場見学ができます。
サントリー山崎蒸溜所から歩いて15分。山を登った所にアサヒビール大山崎山荘美術館があります。
阪急大山崎駅・JR山崎駅から、高齢、障害の方優先の無料送迎バスが出ています。
バスが出たばかりだし、ガイドを見たらそうたいした距離ではなかったので歩きましたが、
なるほど・・・坂の傾斜がだんだん急になっていき・・・結構よい運動となりました。
アサヒビール大山崎山荘美術館  >

大正初期から昭和の前期に建てられた山荘。
平成に入って荒廃が著しく、保存が切に望まれていた
ものを、アサヒビール(株)の当時社長が京都府の要請に
応えて山荘を修復、新館の「地中の宝石箱」を併設して、
企業メセナ活動として美術館を平成8年春に開設しました。
坂を登っていくと木が道に覆いかぶさり、だんだん山が深くなっていく・・・という印象です。
「森林浴に来た!」 という感じです。
途中、小さなトンネルをくぐります。
もみじが多かったので、紅葉の季節に訪れたら綺麗だろうな。
工場見学はウイスキーが造られる行程が見学できます。
見学の後には、なんと!ウイスキー「山崎12年」の試飲もあり、満足(*^o^*)いたしました。
使えなくなったウィスキー樽をチップにして燻したスモークチーズやサントリーがモロゾフと作ったチョコレートなどが
おつまみとして出ました。
昼食前にそれらをいただいて、空腹だったのでよくまわってしまい、昼まっから上機嫌になったわたしでありました(^^;
お酒が飲めない方は、サントリーの新商品ジュースなどが、いただけましたよ。
もっとウイスキーをいただきたい人の為に、世界のウイスキーが飲み比べ出来る 「ウイスキーライブラリー」 という
コーナーもあります。(有料)
おつまみでいただいた、スモークチーズ、チョコ、ウイスキーのミニボトルや、楽しいグッズを販売しているショップも
あります。

ショップの横にはサントリーの歴史などの展示コーナーもあり、創設当時や戦争中の苦労が感じられました。 
創設者の鳥井信治郎氏が日本で初めてウイスキーを作ろうと決心し、この山崎に蒸留所を作ったのは1923年。
「周囲の猛反対を受けた」ということですが、その時代では大変な挑戦だったに違いありません。
CMのボスター類がかなりの数、引き出し式の棚に収まっていて自由に観覧出来て、デザインに興味のあるわたしは
楽しめました(^o^) 昔のものは懐かし〜

工場見学の中で、印象に残ったのはウイスキーを貯蔵する「樽」のこと。
麦を発酵させて2回蒸留させてできたものは、アルコール度70%の無色透明な液体。
それが樽の中で何年も眠ると琥珀色のおいしいウイスキーになるそうです。
その熟成のメカニズムが不思議。
ショップで「樽とオークに魅せられて」という本があったので、購入してしまいました(^^ゞ

< サントリー工場内にある「山崎ウイスキー館」
  中にはショップなどが入っています。
  工場はウイスキーのイメージに合ったレンガ造りの
  シックな建物です。

  工場内に入るとウイスキーのよい香りが・・・
  それだけで酔っ払いそう!?
山荘にはアサヒビール初代社長の山本為三郎氏が収集した陶器を中心とした「山本コレクション」が展示されています。
古い山荘の装飾と展示物が融和して、普通の美術館とは違った趣です。

新館 「地中の宝石箱」 は 安藤忠雄氏による設計で、本館の山荘とは一変して近代的な雰囲気です。
周辺の景観とマッチするように展示室は地下に埋め込まれています。
こちらにはモネの作品が展示されています。
アサヒビール大山崎山荘美術館
この山荘は山の斜面に立っているので土地が平坦ではありません。
それを上手く使って建物を建て、庭が造ってあるなぁ、という印象です。
川や小さな池がいくつもあります。
山荘や新館の窓から外を見ると、「必ず水が見える」といった具合です。

池には睡蓮が植えられていました。残念ながら花の季節ではありません
でしたが、夏に訪れると庭の睡蓮とモネの睡蓮が楽しめる、という贅沢が
できるでしょうね。


< 右の建物が新館に通じる通路。それに沿って川が流れている。
  この通路の造りもステキ。
  この写真ではわかりませんが、中に入ると光をたくさん取り入れた
  長い通路です。
  この左手の上に山荘が建っています。
山荘の2階に喫茶があります。 テラスからの眺めがいい〜
ここでの 「 TOKK Navi Ticket 」 の特典は「モネの絵柄の手帳」と「お茶」でした。
2階のテラスでコーヒーをいただきました(*^o^*)  
ショップ山崎限定のウイスキー

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2箇所廻って、のんびりしてしまったので予定より時間がなくなってしまいました。
お昼は簡単にすませ、次は大宮へ。

大宮から歩いて約8分のところに 「友禅美術館・古代友禅苑」があります。
美術館には歴史的な京友禅の作品が展示されています。
京友禅ができる過程も展示されていて、実際に作業されている様子も見学できます。
                 >
アサヒビール大山崎山荘
美術館でもらったモネのメモ帳。
ここでの 「 TOKK Navi Ticket 」 の特典は「ミニチュアボトル・山崎12年」
山崎12年なんて自分ではなかなか買えないぞ! ルンルン♪
ここでの 「 TOKK Navi Ticket 」 の特典は「入館料+友禅染体験 1500のところを1000円に」でした。
手軽にできる型染め友禅に挑戦しました!
追加料金で様々な物が出来ましたが、はじめて体験なので基本料金のハンカチをすることに。
たくさんの型の中から自分の好きな絵柄を選べます。

ハンカチに型を置き、型の開いた部分に刷毛につけた染料を薄く塗っていくという作業。
ステンシルとそっくりです。 それも、指導していただいた職人のおじいちゃんが刷毛につける染料の量を調節して
渡してくれるので、失敗もありません。
おじいちゃんは手際よく、「はい、今度はこの型、この色!」と渡してくれるので、あっという間に終わってしまいました。
失敗しなくて嬉しかったけど、わたしとしてはちょっと物足りなかったなぁー
書籍 「樽とオークに魅せられて」
サントリーで樽とオークの研究一筋・加藤定彦著
同宣伝部・吉田勝彦氏のイラストもステキ。

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サントリー山崎蒸溜所でもらった
山崎12年ミニチュアボトル
< 友禅体験のハンカチ
今回の「ぶらり〜散歩」は、昼間からお酒も入り上機嫌で過ごすことができました\(^o^)/

今回、サントリーの工場見学の内容・所要時間など、まったく調べずに行きました。
想像していたよりしっかり見学せていただき、ステキなショップもありでとっても楽しめました。
美術館もステキなところにあったし、友禅体験も出来て、おみやげも!!

新しいことを見聞きして、ちょっと興奮してしまいました。 よい刺激になったのか、たくさん歩いて
体は疲れているはずなのに、元気になって帰ってきました。(*^v^*)v

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2003.10.10
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